行き詰まったときは、和歌山に向かいます。
ファインオートパーツ松岡社長と、キノクニエンタープライズのオキさんはアイデアの宝庫だから。
ココがなければ作れない車がたくさん、キノクニエンタープライズさん。
https://www.kinokuni-e.com/index
ヒイッッ!社長が居る~。存在だけでド迫力。
「提案があったので連絡しようかと思ってたんでスよ~」
阿吽の呼吸とはこのこと。どんな案ッすか!
「キノクニでは今年から新たなクーリング商材の展開をはじめます」
えぇ、確かマル秘アイテムをこのショーに出展するんでしたよね。
「車で使っていたクーリングの技術を他の分野でも活かす、ということで商材や展開方法を考えているときに、御社のクーリングクッションに対して、提案を思いつきました。それは電源をシガーソケットからUSBケーブルに変更すること」
右のシガーソケット方式をやめて、左側のUSBケーブルにして、電源をモバイルバッテリーなどで対応ってことですか…フムフム……………
………
あっツ!ああああああァあっツ!
「気付かれました?(ニヤリ)」
シガーソケットから解放されたら、オフィスで使える!
寒がりのヒトがいて、空調温度が高めの設定をされてもへっちゃら!ファンが空気をクッション全体に流すのでかなり快適になりますよね!
夏場のフォークリフトでの長時間作業にももちろん!
溶接などの過酷な熱にさらされる作業でも!
「もっといえば、車椅子やシニアカーなどにも使えるようになりますよね」
そうだ、こういう車には当然クーラーが無いので、夏場お尻、蒸れちゃうよね。
「他にも、誰かさんのように、倉庫の一角で隠れて居眠りするとき、これを地面にひいて置けば快適っすよね」
最高ッス!こりゃいいゼ!早速サボるゼイ!
「車中泊でエンジン切る場合でも有効です」
今年は、いつもより売れ行きペースが速いクーリングクッション。その理由はもしかしたら、ハイゼット、キャリー、エブリ、ライトエース、タウンエース、ハイエースなどで車中泊や長距離移動でレジャーに行く人が増えたからかもしれません。
こういった働く車はエンジンがシート下にあるので、クーラーをつけていても背中とお尻が熱くなって、ぐっしょりになることも多いんです。元々、クーラー無しの車での耐久レースやレースカー用に作った商品ですが、こういう用途が増えてきたのでしょう、今年の入荷分は残り数セット。7月中には完売でしょう。次回入荷は来年の春。
ちょうど良いタイミングで改善の提案いただけました!
「ランチ行きましょう」
やったー!キノクニ周辺でランチとなれば!!あそこジャン!
キノクニさんから10分弱、「中華そば 丸太屋」さん。
https://tabelog.com/wakayama/A3001/A300102/30000077/
和歌山ラーメンは醤油豚骨ラーメン。県内にはさまざまな種類があり、老舗の井手商店はマニアが喜ぶ、トンでもない豚骨の旨味と臭みが最強のものから、臭みのまったくないものまで幅広く選択肢があります。
丸太屋さんは非常にバランスに優れており、初めて和歌山ラーメンを食べるヒトにもなじみやすく、臭みが非常におさえてありながら、ワタシのような臭いもの好きも納得できる豚骨のコクと旨味がしっかりと感じれるようになっています。
このお店は店内が非常にきれいでオシャレ。初めてきたら面喰らいますが、和歌山ラーメンのお店では、大抵机の上にゆで卵と寿司がおいてあります。有料です。関西人って、みんなせっかちなんですよね(笑)。
キター!最強のコンビネーション!
九州を代表とする豚骨ラーメンの多くは白いスープですが、和歌山は日本の醤油発祥の地であるといわれており、豚骨ラーメンにもふんだんに使われていることからこの色になっています。
日本に醤油を生み出した和歌山ですから、しっかりと和歌山醤油をぶっかけていただきます!こんなの美味いにきまってる!
キノクニは基本的に営業活動をしない会社。ただ、たまに大手レース会社などとの折衝があるとオキさんが出て行きます。もう随分と昔ですが、一度だけキノクニの社長に許可をもらい、オキさんと関東を同行営業したことがあります。楽しかったなあ~。
ゴチです!支払いをするオトコの背中はいつ見てもカッコイイ(byもらい乞食)
入り口と出口を分けているのが、なんだかオシャレ。
じゃ、またきま~す!
キノクニとはわずか数十分の距離にあるファインオートサービスさん。こちらも大切なお取引先。
http://www.fine-auto-service.com/
まいどっす。
松岡社長は長身、細身で、結構オトコマエなのですが、ワタシはブログ用写真を、”はい、チーズ!”って撮るのがイヤで隠し撮りしてるんです。ですから、目を閉じてる写真とか、変顔が多いのですが、自然な状況をお伝えしたんで、許してください(笑)
「どれか選んでや~!」
毎年、お中元代わりに色んなものをいただきます。超美味い焼酎、珍味、ポン酢。
今年はポン酢にしました。亡きたかじんも愛した旭ポン酢を、個人的にはうわまっていると思うこのポン酢。飛び込み営業さんが来たので話しを聞いて納得したから買ったのがキッカケだそうです。こういうちょっとした小話からも、ヒトの話を聴こうとする姿勢と、情報収集への熱意を感じます。
色んな話で盛り上がり、仕事のご迷惑にならぬよう、早く退散しようと思っていて、2時間くらい話をしてしまいます(笑)。商品開発や、新製品案もいただきますが、何より、お互いの会社の方針、方向性、現在の商品の売れ行き、今後の市場動向など、腹をわって、直接営業とは関係無い話しができるというのは、とても貴重なんです。
帰り際、駐車場の車を何気にみていたら、懐かしい車を発見。
ファインさんが起業して数年くらいした頃にお会いしたのですが、その時はボロボロのシャッターガレージで開業していて、このエスカルゴで地元を中心に営業と訪問販売、配達を頑張っておられました。
そこから数年後には右肩あがりの業績を引っさげ、新社屋に移り、数名のスタッフが常駐。キノクニさんとはまた異なるアプローチと商品で、多くの旧車、ネオ旧車レストアショップにとっては無くてはならない全国区のメーカーとなりました。
醤油や梅干の発祥や原産地であったり、誰もが知る大手大企業(ヤマハ、ミノルタ、PANASONIC、がんこ寿司チェーン)の創業者が出身だったり、最近では日産自動車の志賀俊之、元取締役なども排出している和歌山県。
歴史、土地柄なのかもしれません、アイデアマン、起業家が強いのは。
若輩ものがこんなことをいうのはお怒りを買うかもしれませんが、アフターパーツ業界も、自分自身もなんだか停滞しているように感じています。アッ!と唸ってしまうアイデア商品、欲しい!と思わせる魅力的な製品、思いもしなかった新たな展開が欲しい。
微力ながら、ワタシもこうやって日本中のアイデアマンたち、起業家、ショップオーナーさんに会うことで、アフターパーツ業界を盛り上げる製品の開発に繋がれば、そう願い、イザ九州へ!
(売上げはどうなっとんじゃ!!by 社長)